【後悔しないために】65歳時で必要な貯金額はいくら?分かりやすく解説します。
どうも、だらはです。
皆さんは老後の貯金額について考えたことあるでしょうか?
最近は金融庁が『老後に2000万円必要』だとか発表がありましたがそれは果たして本当でしょうか?今回、65歳時点で本当に必要な貯金額について調べてみましたので情報共有したいと思います。
持ち家じゃないと割と積む。
さて、早速結論から述べます。
医療の進歩により平均寿命が伸びたとして、90歳まで生きると仮定しましょう。65歳時点で、下記貯金額が必要になります。
- 今、持ち家65歳の人なら1636万円
- 今、賃貸で65歳の人なら3136万円
- 30年後(2047年)持ち家65歳の人なら3554万円
- 30年後(2047年)賃貸で65歳の人なら5054万円
30年後に賃貸の人は、割と詰んでる…。。
この貯金額は、2017年に実施された総務省の家計調査報告から算出したもので、余裕のある生活をおくりたければこれ以上に貯金する必要があります。
収入&支出の詳細に興味のある方は、総務省の公式HPから家計調査報告を参照して下さい。
■総務省の家計調査報告
下記アドレスから、「世帯属性別の家計収支(二人以上の世帯)(PDF:106KB)」を参照下さい。
https://www.stat.go.jp/data/kakei/sokuhou/nen/index.html
計算根拠
①今、持ち家65歳の人(1636万円)
先ずは、今(2017年時点)持ち家で65歳の人(1636万円)から計算して行きます。
2017年の高齢夫婦無職世帯の1ヶ月あたりの平均支出は263,717円、平均収入は209,198円です。
平均支出と平均収入の差額分54,519円を貯金で準備する必要がありますから、54,519円×12ヶ月×25年=1636万円となります。
②今、賃貸で65歳の人(3136万円)
次に、今(2017年時点)賃貸て65歳の人(3136万円)を計算して行きます。
総務省の家計調査報告の29ページを見ると、消費支出の住居費が13,656円となっています。(皆持ち家なんですね)
どう考えても賃貸暮らしの人は夫婦2人暮らしで6万円程度掛かりますから、消費支出5万円プラスで貯金額を試算してみました。
すると、①の差額分54,519円+50,000円で104,519円となり、平均支出と平均収入の差額分104,519円を貯金で準備する必要がありますから、104,519円×12ヶ月×25年=3136万円となります。
③30年後、持ち家65歳の人(3554万円)
次は、30年後(2047年時点)持ち家65歳の人(3554万円)を計算して行きます。
30年後の2047年には、高齢化により年金収入が2/3になると試算されていますから、受給年金は191,880円×2/3=127,920円。収入合計は、その他経常利益17,318円を加算して145,238円。
平均支出263,717円と収入合計145,238の差額分が118,479円となり、平均支出と平均収入の差額分118,479円を貯金で準備する必要がありますから、118,479円×12ヶ月×25年=3554万円となります。
④30年後、賃貸で65歳の人(5054万円)
最後に、30年後(2047年時点)賃貸で65歳の人(5054万円)を計算して行きます。
上述した②と③と同様、2047年での平均支出と平均収入の差額分に家賃を考慮すると、118,479円+50,000円=168,479円となり、平均支出と平均収入の差額分168,479円を貯金で準備する必要がありますから、168,479円×12ヶ月×25年=5054万円となります。
最後に
「長生きしないからいいもん」と考えてる方も気を付けてください。
長生きしない人は当然、給料の高い50〜60歳時には体調を崩して働けなくなります。貯金ができず、更にやりくりが厳しくなる訳です。
そんな中、ベーシックインカムが導入されでもしたら、治療をしたくてもお金が無いから治療が受けられない、という状況にもなり得ます。退職金に課税される未来も来るかもしれません。
貯金額5000万円貯めるためにも、普段から節約を努めてまいりましょう!
◆200万円節約する方法
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