【IT業界】ハロワの職業訓練校より無料の民間スクールがお勧めな理由
どうも、だらはです。
今回は、IT系就職を検討している方を対象に、ハロワの職業訓練校と無料の民間スクールがどう違うか、
そしてどちらがお勧めかについて、メリット・デメリットを踏まえて説明していきたいと思います。
今後AI化が普及してきますから、安直に肉体労働に就職しようとしている方も、
将来仕事がなくなるリスクを踏まえてIT業界への転身を視野に入れて頂いてもよいかと思います。
短期的ならハロワ、長期的なら民間
先ず結論から言うと、
一時しのぎとして短期的に働くならハロワの職業訓練校、生涯を通してキャリアアップを重ねたい方は、民間スクールがお勧めです。
理由を順番に説明していきますが、その前に両者の違いについて明確化しますね。
◆職業訓練校と無料の民間スクールの違い
ハロワの職業訓練校 | 民間スクール | |
---|---|---|
受講料 | 1万円前後(テキスト代) | 無料 |
交通費 | 支給 | 無し |
生活費 | 10万円/月 ※条件有り |
無し |
期間 | 3ヶ月〜1年 | 1ヶ月〜3ヶ月 |
就職支援 | ハローワーク | 運営会社 |
こう見ると、全般的にハローワークの方が優れているように思われがちですが、
両者にメリット・デメリットが有りますから、順番に説明していきますね。
①金銭面(受講料、交通費、生活費)
先ず、金銭面について解説していきますが、ハローワークの職業訓練校は受講料として1万円程度のテキスト代が掛かります。
しかし、職業訓練校への交通費が支給されますし、条件を満たせば生活費として月に10万円支給されますから比較的敷居が低いと言えます。
◆厚生労働省で規定されている「職業訓練受講給付金」の支給条件
- 本人収入が月8万円以下
- 世帯全体の収入が月25万円以下
- 世帯全体の金融資産が300万円以下
- 現在住んでいるところ以外に土地・建物を所有していない
- 全ての訓練実施日に出席している
- 世帯の中に同時にこの給付金を受給して訓練を受けている人がいない
- 過去3年以内に、偽りその他不正の行為により、特定の給付金の支給を受けたことがない
引用元︰厚生労働省HP
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/safety_net/44.html
ざっくりと言うと、生活費が支給されないと暮らせないというレベルの人しか支給はされません。
対して、無料の民間スクールは、スクールにも寄りますがテキスト代も含めて受講料が無料であることが多いです。
しかしハロワと違い、交通費も生活費も支給されませんから、そこは一長一短と言えます。
以上から、①金銭面に関してだけ言えばハロワの職業訓練校に軍配が上がります。
②期間
ハローワークの職業訓練校は3ヶ月〜1年という非常に長い期間が掛かるのに対し、民間スクールは1ヶ月〜3ヶ月と比較的短いです。
IT業界は勉強した年月は重要ではなく、キャリアの方が優先されます。
エンジニアは業務を通じてドンドンと知識をつけていかねばなりませんから、少しでも早く就職してキャリアを積んだほうが有利になるわけです。
ハロワの職業訓練校は3ヶ月〜1年と長く、かつ条件を満たせば生活費も支給されますから、
就職する気も無いのに出会い目的で職業訓練校に参加する人も居て、モチベーションとしても維持するのが難しいかもしれませんし、
1年も掛けるならアルバイトでも実務をこなしていた方が遥かに良いと思います。
③就職支援
私としては1番重要だと思うのが就職支援です。
皆さんはハローワークの求人情報を見たことがあるでしょうか?
実際にハローワーク経由で働いたことがある方はよく分かると思いますが、9割以上の募集がブラックです。
求人情報には記載が無くても、いざ働き出したらみなし残業20hであったり、正社員登用が無かったり、職場環境が悪く責任を押し付けられたりで、結果的に長く働くことができないということが多々あります。
ハローワークで常に求人がある会社は特に注意してくださいね。
対して、民間スクールは営利目的で紹介先企業と繋がってますから、比較的ブラックな就職先が少ないように思います。
事実、就職後の定着率が90%以上のスクールも多々あります。
人生長いですから、長期的に働きたいなら無料の民間スクールがお勧めです。
最後に
私がIT業界の会社に就職したときは、有料のスクールしか有りませんでした。
今は、企業がお金を払ってでもエンジニアを確保したいご時世ですので、一攫千金も夢ではないIT業界に挑戦してみてはいかがでしょうか。
◆住宅支援もある無料の民間スクール
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