【コーヒーの基礎知識】コーヒーの産地と特徴

2018年8月18日

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産地について

コーヒーの特徴は、大きく分けて3つの大陸で分類する事ができます。

豆を買うときやカフェでコーヒーを飲むときは、これを知っているだけで豆の特徴のイメージがつき、選ぶ楽しみが一層増えると思います。

是非参考にしてください。

■アジア・太平洋:
ボディが強くエキゾチックであり、ミルクが合うような力強いコーヒーが特徴。
味がしっかりして煎るため、深煎りで飲まれることが多いです。
また、ロブスタ種の生産量も多いです。

■アフリカ・中東:
地域により香りや味が全く異なり、フレーバー豊かなコーヒーが特徴。
よくアフリカの豆はフルーツに例えられる事が多いです。
味がしっかりしている為、深煎りで飲まれることが多いです。

■中南米:
繊細で癖が無く、酸味豊かなコーヒーが特徴。
中庸な味で、カフェで良く飲む部類の味をイメージすると分かり易い。
どちらかと言うと中・浅煎りで飲まれることが多く、毎日飲んでも飽きが来ないです。

豆の特徴・風味

産地 特徴
アジア・太平洋 インド スパイシーな香りと複雑な味が特徴。苦味があり深煎りにしても美味しいが、本場では浅煎りでたっぷりのミルクと砂糖でチャイの様に頂く。
インドネシア マンデリンが有名。とても深いコクがあり、酸味は抑えめで強めの苦味を持つ。しっかりとした苦味はミルクにも相性抜群。ストレートで飲んでも、ミルクを入れても、ブレンドしても、更にはエスプレッソにしてもお勧めである。
ベトナム 深煎りで栄える豆が多く、スパイシーな苦味とキレが特徴。本場では粗びきで挽いた深煎りの豆をフランス式のフィルターで抽出し、コンデンスミルクを入れて飲む。
アフリカ・中東 イエメン モカマタリが有名。とてもフルーティでモカ独特の香りがあり、しっかりとしたコクも愉しめる。エチオピアのモカと違いスパイシーな風味を持つ。エチオピアと比較するとストレート向き。
エチオピア モカのイルガチェフェG1が有名。モカ独特の香りがあり、イエメンと比較すると更にフルーティで品質が安定している。レモンを思わせる風味のものや、オレンジを思わせるもの等とにかく主張が強い。イエメンと比較するとブレンド向き。
ケニア 浅煎りでは、柑橘類やベリー系のような甘味のある酸味でとても華やか。深煎りでは、酸味が苦味に変わりビターで香り高く、野性味溢れた味に変わる。基本的に味がしっかりしている為、深煎りにしても味かカスカスにならず、逆に甘みが出てくる。タンザニアと比較すると華やかさがある印象です。
タンザニア キリマンジャロが有名。後味が残らない強い酸味とコクが特徴で、主にストレートで飲まれる。深煎りでは甘味と苦味が出始め、バランスの良いコーヒーとなる。コーヒー通には「キリマン」と呼ばれて親しまれています。
中南米 エルサルバドル 苦味と酸味が穏やかで、甘味が際立ち飲み易い。元々ライトな飲み口の為、浅煎りだと味が薄く、深煎りだと個性である軽快さが抜けてしまう為、中煎りがベスト。ペーパーフィルターで抽出し、ストレートで飲むとGood!
グアテマラ 濃厚というより重厚という言葉が合う。割と甘めで香り高く、ボディもしっかりしているため、ミルクを入れても味負けせずGood!ブラジルのようにオールマイティでブレンドにも向く。
コスタリカ とても上品な酸と甘味が絶妙で、深いコクも楽しめる。中煎り~深煎りで一番輝くのではないでしょうか。
コロンビア 口当たり優しく香り高い。比較的安価ですがクオリティが高く、コクと甘い香りを愉しめます。ブレンドにも向きますが、まずは是非ミルクを入れずストレートで。
ニカラグア 爽やかな酸味はキツ過ぎず、香りはエレガントでフルーティ。苦味も含めてバランスが良くとれていて、とても日本人好みの味。
パナマ ゲイシャが有名。突出した香味が印象的で「これは珈琲?」と不思議に思われる事も。柑橘類や紅茶の様に例えられる。モカの様な独特な香りではなく、あくまでも中南米の香味特化型。
ブラジル これといった特徴が無いのが特徴。比較的安価に入手でき、値段の割に品質が良く安定している。一言で表すと、昔ながらのコーヒーを想像してもらえると分かり易いかもしれない。

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Posted by だらは